ロレックスと言えばオイスターケース!

ロレックスと言えばオイスターケース!

こんにちは!
ブランド時計研究員のタナベです!
今回はオイスターケースについてお話させていただきます!

ロレックスと言えば、栄光の歴史の原点ともいえる「オイスターケース」ですね!
まず、オイスターケースというのは防水ケースのことを指します。
ロレックスの生みの親であるハンス・ウィルスドルフが腕時計を作り出すに当たって、1番こだわっていたパーツですね。

当時はまだ懐中時計が一般的で、腕時計を身に着ける習慣がありませんでした。
懐中時計と言えば、フタが付いている時計のことですね。
そのお陰で、精密なムーブメントを湿気や埃から守ることができていました。
しかし腕時計となると、今までムーブメントを守ってくれていたフタを付けるわけにもいきません。

そこで生まれたのが、オイスターケース(防水ケース)です!
実は…このオイスターケースは、他社のオイスター社がすでに開発したものだったんです!
そのオイスター社と協力して、完成したのがロレックス腕時計のオイスターケースでした。                              
金属の塊をくりぬいたケースに、ネジ込み式のリューズと裏ブタを組み合わせた形は今も受け継がれています。

しかし当時の人々は思ったはずです!
「防水って言ったって…本当にそんな機能付いてるの?!」と…!!
そこで証明するために行ったことは、ロンドンの速記記者メルセデス・グライツ嬢によるドーバー海峡横断でした。

1927年、イギリス側からフランス側へ15時間15分で泳ぎ切った彼女が腕にしていた時計こそ「オイスター」でした。
ロレックスの名は、この衝撃的ニュースにより世界中に知れ渡ることとなったのです。
いかがでしたか?
私自身、オイスターケース1つにおいて、こんなにも深い歴史があるのか…と驚きました。
そして、私たちは「常に誰かの夢の上に生きているのだな」としみじみと実感できました。

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