機械式時計デビュー!なんにする?
機械式時計、カッコいいですよね。漢なら誰しもが1回は通る道なのではないでしょうか?
でもイメージとして、機械式時計=お高いっていうイメージがあると思います。
かくいうロレ山もそうでした。
しかし!そんな我々の強い味方がいることをご存じでしょうか?
今回は、「あまり予算は出せないけど、品質の良い機械式時計が欲しい。」
そんな都合のいい時計欲を叶えてくれるブランドの紹介をしたいと思います。
君の名は
そのブランドは…
オリエントスター
です。
オリエントスターはクラシカルなデザインに抜群のコストパフォーマンスを持っています。
そのことから、20~30代の男性を中心に厚い支持を集めている時計で、同価格帯の製品の中でもトップクラスの人気を誇っています。
セイコーやシチズン、カシオといった国産時計とは一味違う個性をもち、時計に拘りを持つ方からも高い評価を得ていることも特徴の1つです。
初めての機械式時計に、またはサブ機として。
オリエントスターを購入しようかなぁ…って人に向けた記事です。
オリエントスターって?
オリエントスターって意外と歴史の長い時計で、誕生は1951年。
1950年に時計製造メーカー「多摩計器株式会社」が設立され、翌1951年に社名を「オリエント」と社名を変更した際にオリエントスターが誕生しました。
オリエントスターの名前の由来は「輝ける星」
その名前の通り、精度、デザイン共に優れている輝かしい機械式時計として成長を遂げています。
そんなオリエントスターは国産時計の中でも独特の立ち位置を持っているブランドと言えます。
1970年代以降、クォーツ時計の開発によりセイコーやシチズンといった国産メーカーが次々とクォーツ時計に主力を移す中、オリエントは一貫して機械式時計の製造に拘りを持ち続けてきました。
1996年にはオリエントスター初のパワーリザーブインジケーター搭載モデルを発表。
1999年には回転リングを装備した機械式ワールドタイム搭載モデルを発表。
「輝ける星」というコンセプトを常に守りながら、伝統的な機械式時計を作り上げ続けていることこそが、オリエント最大の魅力であると言えるのではないでしょうか?
今は…
オリエントは2017年の7月に親会社である「セイコーエプソン」に統合されました。
そこから新しい時計ブランドとしての道を歩んでいます。
クオーツ式腕時計の急速な普及により、一時は大きく売り上げを落としたオリエント。
しかし、多くのスイスブランドと同じく資本力のある企業の傘下に加わることで、事業を継続させています。
資本提携によって時計製造環境がより高い次元へと進んだこともあり、近年オリエントスターの品質はますます向上しています!
ブランディングが上手?
現代で人気を博している=ブランディングが成功していることではないでしょうか?
ブランディングがうまくいっている時計ブランド、と聞くと「ロレックス」「オメガ」「タグホイヤー」が浮かぶと思います。
例えば、ロレックス。
実用性、圧倒的なプレミア感の演出によりブランド時計界では確固たる地位を築いていますね。
例えば、オメガ。
実際に月に行っているNASA公認のムーンウォッチを筆頭に、誰もが認めるハイスペックな時計を作っています。
では、オリエントは?
オリエントならではのデザイン
オリエントの武器、それは何といっても個性的なデザインにあります。
オリエントもほかのブランド時計と同じように様々なシリーズがありますが、そのどれもが機械式の魅力を余すところなく前面に押し出したモデルばかり!
その中でも特にオリエントスターは遊び心溢れるデザインになっています。
一見すると普通のデザインなのですが、他では見られないような個性が詰まっています!
オリエントのコンセプトは?
さてさて、そんな遊び心たっぷりのオリエントのコンセプトは「手が届く機械式時計」
機械式時計でありながらも価格大変リーズナブル。
一般的な機械式時計って安くても20万円前後する。
でもオリエントの時計は殆どのモデルが10万円以下で買うことができる。話の分かるヤツだ。
時計にあまりお金をかけられない世代の人でも無理なく手が届く。そんなお手軽さもオリエントの魅力の1つ。
オリエントスターはなんで時計好きに支持されるのか?
オリエントスターは低価格帯のモデルがベースになっていることからコスパの良さが注目されがち。
しかしながら、安いだけで注目されているわけではありません!
機械式時計の製造にとにかくこだわり抜いてきた職人魂こそが、時計愛好家の心を掴んで離さない大きな要因ではないでしょうか?
徹底した機械式へのこだわり
オリエントはクォーツショックの時も機械式にこだわってきたブランドです。
50年代という早い段階から量産→海外進出を行うなどメイドインジャパンの品質をいち早く世界に知らしめてきました!
特に1971年に発表された46系ムーブメントは優れた巻き上げ効率と頑強な設計を持つ自動巻きムーブメントとして高い人気を博し、スイスメイドに匹敵する機械式ムーブメントとして世界的に評価されてきました。
この46系と呼ばれるムーブメントはオリエントの基盤ムーブメントとして語り継がれる名機です。
そのDNAは誕生から今までしっかりと受け継がれています。
精度の高さはもちろんのこと、ムーブメントの芸術性にも定評があり、出来栄えは機械式ムーブメントの理想形ともいわれていました。
46系が誕生した70年代はクォーツショックの真っただ中。腕時計はクォーツが主流。
同じ日本製のセイコーやシチズンも機械式からクォーツ製の製造にシフトしていました。
そんな中でもオリエントは機械式時計の製造にこだわり続け、試行錯誤を重ねて46系をさらなる高みに押し上げました。
ブランドとしての知名度はシチズンやセイコーに軍配が上がりますが、オリエントは機械式時計の製造にとにかくこだわり抜いてきた熱い職人魂があります。
この技術への探求心こそが、オリエントが評価される理由なのではないでしょうか?
現在のオリエントスター
現在、オリエントスターは文字盤からムーブメントを見ることができるスケルトンとか、オープンハート設計と呼ばれる時計の心臓部であるテンプの部分をくり抜いたモデルなど、独創的なデザインの時計が数多く存在しています。
2017年にはシリーズ初の機械式ムーンフェイズが登場し、2021年にはシリコン製がんぎ車を搭載したスケルトンの70時間パワーリザーブモデルを発表しました。
このように機械式時計に情熱を注ぎ続けているオリエント。
伝統的な機械式時計を作るというコンセプトをブレることなく継承させ、同時に機械のスペックも大幅に進化させています。
機械式デビューはオリエントスター!
さて、ここまで長々と解説してきましたが、何が言いたいかというと冒頭でも言った通り、機械式デビューはオリエントスターにしましょう!ってコト!
本当に価格は破格です。
国産機械式時計として確かな地位を確立していながらも、エントリーモデルなら定価5万円~とめちゃくちゃリーズナブル!
予算を抑えつつ、ハイスペックな時計を…というワガママを叶えてくれるのです!
そしてケース素材や文字盤が価格以上の品質を誇っていることは勿論のこと、特筆すべきはムーブメントの質の高さ!
この価格帯の機械式ムーブメントは汎用ムーブメントを載せただけのモノが多いんだけど、オリエントスターのムーブメントは自社一貫製造によって作られた自社製ムーブメントが搭載されてんの。ほんとにヤバい。ヤバいしか言えない。
お値打ち価格ながらも、5年10年と長く愛用することができる確かな品質があるんです!!!
だからみんなもっとオリエントスターをすこれ。
そして次回はオススメのオリエントの時計を紹介しようと思います!