GMTマスターⅠからⅡへ・・
こんにちは!
ブランド時計研究員のタナベです!
今回はパイロット用ウォッチでおなじみの「GMTマスターシリーズ」についてお話させていただきます!
ちなみに、こちらの写真は2023年の新作モデルです( *´艸`)!★★
GMTマスターの歴史
ジェット旅客機が本格的に運用され始めた1950年代の後半、時差や日付変更線を超える長距離輸送が一般化しつつあったなかで、パイロットの常備品としての腕時計にも新たな役割が求められ始めました。
GMT機能と呼ばれる、複数の時間帯を表示できる機能が、にわかに注目を浴び始めたのです。
そんななかで、ロレックス社は初のGMTモデルとして「GMTマスターⅠ」を1957年に発表します。
GMT針と24時間に刻まれたベゼルを搭載することで、2か国分の時刻表示を実現した画期的なパイロット用ツールとして生まれました。
当時は、一般ユーザーからの高い評価を得ることができず月日が経過しましたが、成功のきっかけを作ったのはデビューから3年遅れた1960年でした。
アメリカの王手航空会社であるパン・アメリカン空港が、GMTマスターⅠを公式時計として採用したのです。
これが、一般ユーザーにも広く知れ渡り、ヒット商品として成長を遂げていきます。
そのあとは、数度のモデルチェンジを行い、1983年、国際化に合わせるかのように3か国の時刻表示が可能なGMTマスターⅡが誕生し、現在に至っています。
いかがでしたか?
まさか、GMTとパン・アメリカン空港の接点があるとは思いませんでした。
ロレックスひとつひとつに歴史と背景があり、とても興味深いですね( *´艸`)!