ロレックスの「禁忌事項」
こんにちは!
ブランド時計研究員のタナベです!
ロレックスの腕時計と言えば・・
「深海探検ならまかせてください!」by シードゥエラーくん
「空を飛んだって飛べますよ!」by スカイドゥエラーくん
「洞窟探検だってなんのその!」by エクスプローラーくん
など・・
・・と思わせるものばかりですよね。
しかし、そんなロレックスの腕時計の中でも「これだけは、やっちゃだめ!」ということがあるのをご存じですか?
それは・・
「午前0時を挟んだ前後4時間に、日付の早送りをすること」
なんです!
「あれ?そんなこと?」と思うかもしれませんが、これがとても大切なことなんです!
理由は日付を変える時に重要になる「送り爪」にあります。
ほら!この矢印のおしりに付いている、丸いぽちっとしたやつです!!
送り爪は、時計回りに動いており、20時頃から歯の間に入り込み、午前零時付近でカレンダーディスクの歯を弾いて日付を変更させた後、午前4時を過ぎてからようやく歯の間から離れていきます。
その為、歯の間に「送り爪」がある時間帯、つまり20時から翌朝の4時の間は、「送り爪」によってカレンダーディスクの動きが阻まれてしまいます。
このような時間帯でに、リューズを引き出して別の歯車で強制的に日付の早送りを行おうとすると、部品に負荷が掛かって故障の原因となる為、この時間帯での日付の早送りは禁止されているんです。
まあ、これはデイトジャスト機構が付いている腕時計に限る話になっちゃうんですけどね( *´艸`)!
デイトジャストを含む、デイトジャスト機構が付いている腕時計を持たれている方は、要注意ですよ~!