腕時計の始祖
お久しぶりです。ロレ山です。世間はお盆休みですね。
お盆は「ご先祖様が帰ってくる」と言われていますよね。
私たちが当たり前のように使っている腕時計にもご先祖様がいます。
今回は、腕時計の始祖についてお話しようと思います!
世界初の男性用腕時計、知ってる?
ねえ知ってる?世界初の男性用腕時計を作ったのがあのブランドだってこと。
それはね…カルティエなんだよ!
意外ですよね。ほんとに。
世界初男性用腕時計「サントス」
サントスとは、1904年、ブラジルの富豪であり飛行家のアルベルト・サントス=デュモンの依頼によってカルティエが試作した時計は、ケースとラグを一体化させた世界初の男性用腕時計である。
1880年には軍用時計として腕時計が作られていた、という記録も残されていますがこれは現在使用されている腕時計の形態ではないので除外。
とまあこのようにこれまでも腕時計に類するものは存在していましたが、ワイヤーラグにストラップを通すだけ、という簡素な構造で腕を振ると簡単に外れてしまうという欠陥がありました。
サントスの要望は飛行中は懐中時計を取り出すことが難しいため、飛行中も容易に時間を確認することができること。
その当時の飛行機の操縦桿は重たく、両手で操作するのが基本。そのため胸から懐中時計を取り出すことができない…
その要望に対し友人であるルイ・カルティエは「サントス」を作ることによって応えたのです!
胸熱ですね!
そしてサントス・デュモンの許諾を受けこの特別な1本だった「サントス」は1911年に一般発売されることとなります。
これが世界初、男性向けの量産型腕時計です。
高度な実用性だけでなく、直線的かつ幾何学的なデザインは画期的であり、スポーツウォッチとしてもドレスウォッチとしても使えるマルチパーパスウォッチの先駆的存在でした。
飽きた
さて、腕時計の始祖とも呼ばれるカルティエ。
初代サントスの頃から100年以上に渡り受け継がれてきた普遍的な設計思想と美学があります。これは、時計製造の歴史を変えたカルティエの誇りともいえるのではないでしょうか?
現在のカルティエは、歴史と伝統を守りながらも、真のマニュファクチュールとしての道を歩んでいます。
革新的で普遍的な魅力あふれるカルティエの時計に触れてみて下さい。
改めてカルティエの魅力を実感できるはず!