アンティークロレックスの魅力①
こんにちは!
ブランド時計研究員のタナベです!
近年、どんどんロレックスの新作が発表されていますが、今回はアンティークロレックスについて語らせていただきたいと思います。
そもそも「アンティーク(Antique)」とは、フランス語で古美術や骨董品のこと。
ラテン語で「古いモノ」を意味する「Antiquus(アンティクウス)」が語源になっています。
アンティクウスと呼ばれた古代ギリシャやローマ時代の遺物が、英国の上流階級の人たちの間で美術品や宝飾品と一緒に売買されるようになり、その後、市民の間で家具などの古いモノにも使われるようになってきたことが語源となっているそうです。
バブルバッグ
1926年に、世界初の完全防水腕時計「オイスター」が登場しました!
金属塊から削り出したケースにねじ込み式リューズを採用したオイスターは、当時としては驚異的な50M防水を実現させました!
この時発表されたオイスターは、クッションケースを採用しており、この年代にはクッションやオクタゴン(8角形)などの個性的ケースも多く見られます。
さらに1930年代には、2つ目のロレックスの偉大な発明である「オイスターパーペチュアル」を発表しました。
パーペチュアルとは、自動巻き機構であることを指します。
この新しいムーブメントを搭載することにより、密閉性が強化され、防水性能は手巻き式と比べ格段に高まりました。
しかし、当時は手巻き式ムーブメントにローターを搭載したため、裏蓋が膨らんだ形状になりました。
このことから、オイスターパーペチュアルは「バブルバック」の通称で親しまれました。
同時に1930年代は、手巻きモデルのオイスターも充実していました。
ダイヤルのバリエーションが豊富になり、さまざまなペットネームをもつモデルも登場しています!
みてください!この後ろから見たときの、コロンとしたフォルム・・!
今のロレックスでは、なかなか見られない形ですよね。
このように、今では目にかかれないロレックスについてプチ・シリーズ化していこうと思っています!
次の記事もお楽しみに~!