アンティークロレックスの魅力③

アンティークロレックスの魅力③

こんにちは!ブランド時計研究員のタナベです!

近年、どんどんロレックスの新作が発表されていますが、今回はアンティークロレックスについて語らせていただきたいと思います。

そもそも「アンティーク(Antique)」とは、フランス語で古美術や骨董品のこと。
ラテン語で「古いモノ」を意味する「Antiquus(アンティクウス)」が語源になっています。

アンティクウスと呼ばれた古代ギリシャやローマ時代の遺物が、英国の上流階級の人たちの間で美術品や宝飾品と一緒に売買されるようになり、その後、市民の間で家具などの古いモノにも使われるようになってきたことが語源となっているそうです。

オールドムーブメント

前回はバブルバックについてお話しさせていただきましたね。
しかし、1950年代前期にバブルバックが生産終了となり、手巻きや自動巻きのオイスターモデルが主流となっていきました。

デザイン的にはかなりシンプルになり、現行のベーシックモデルの基本スタイルが確立されたと言えるでしょう。
もちろん、機械的にも技術開発がすすめられ、日付表示付きなど実用性の高いモデルも多く見られるようになりました。

多くのメーカーが復刻モデルを次から次へと発売していることからも分かるように、オールドムーブメントへの注目が高まっています。
昔の機械式時計のよさを実感したい初心者の方には、この年代のモデルは価格的にも魅力的ではないでしょうか?
デザイン的にも、現行にはない雰囲気を味わえますよ~!

オールドムーブメントから現行のムーブメントまで

①キャリバー1000系(自動巻の黎明期)
②キャリバー1500系(ヴィンテージ全盛期)
 →③キャリバー3000系(前々世代)
  →④キャリバー3100系(前世代)
   →⑤キャリバー3200系(現在の最新)

では、ムーブメントの動きはどうなっているのでしょうか?
1950年代に登場した「キャリバー1000系」は、初の全回転式ローターの自動巻ムーブメントです。
このムーブメントは、“自動巻ムーブメントの黎明期の仕様”と考えて良いでしょう。
サブマリーナやエクスプローラーの初期のものに搭載されましたが、その構造は、まだ前時代的です。イメージにすると、「手巻ムーブメントに、自動巻機能を付加したムーブメント」という印象になりますね。

外見だけではなく、ムーブメントもぬかりなくレベルアップしているのですね・・!
何事も、過去があって現在があります。
ロレックスの今昔を調べてみると、もっと面白いものが見つかるかもしれませんね!

otakarayayokosirokitatenn

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